1326、黒部立山紀行、立山室堂

大観峰から立山トンネルバスで10分、我々は室堂に着いた。
晴天、文字通り抜けるような青空のもと眼前に平らかな広がりが見える。室堂平である。



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室堂に着くと、眼前に立山ホテルが建つ。過日このホテルに泊まり夜星空を心ゆく眺めた記憶がある。初めて天体望遠鏡をのぞき、土星の姿を覗き見た。その記憶がまた立山にの思いのもとであった。多少靄が起ち込めるようなことがある山上であったが、雷鳥との遭遇もあり楽しい記憶になっていたのだ。足腰が確かなうちに、又来たい、との思いで炎天下の室堂を見渡す。晴天、四囲の山並みが手に取るようで、稜線を行く登山者の姿が探せそうな感じに鮮やかである。



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室堂、あるいは室堂平は立山火山活動で形成された弥陀ヶ原溶岩台地の上部地域に位置している。そして、室堂は本来修験者が祈祷や修行のために宿泊したお堂で、後に立山に登拝する宗教登山者の基地だったという。室堂平の上部に国の重要文化財に指定された室堂小屋、立山室堂が今も残されている。14世紀に造られたが、現存するものは加賀藩の援助で18世紀に建てかえされたものだとそうだ。
かつてここまで足を延ばしたことは無く、私たちは初めてその室堂の前に立った。山岳信仰の御神体、雄山を背後にしたお堂は小さなものだったが、冬の厳しい天候にも凛と立ち尽くした姿勢を崩さず天に向けて手足を拡げている。透き通るような、澄み渡るような景観が広がり、あまりにも鮮やかに見える山岳の様子を何度となく見上げ続けた。雪が残り、花々が風誘う美しい花園が四囲に広がっていた。

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