1582、グエル公園の今

ガウディが、パトロンだったグエル氏の依頼で設計したイギリス風住宅地だが、住宅の借り手が集まらず、仕方なく公園として整備された。それがこのグエル公園である。



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バルセロナの比較的高台にあり、以前もバスで坂道を登った記憶がある。その記憶は正しかったようで、坂道を揺られ揺られてグエル公園に着いた。中央階段から見上げると、列柱ホールの上に自然の広場が広がる。波型のベンチが周囲に設けられた広場で、はるか海までが見渡せる展望が素晴らしい。
口から水を吐き続けているドラゴンは相変わらずで、モザイク模様の姿がおりからの中天にある陽光を受け目映く輝くようだった。観光客が入れ代わり立ち代わり記念の写真に納まる姿は昔のままで、いつまでたっても人気のないドラゴンの写真は無理である。



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今日は4月14日、土曜日である。朝から雨が降りそうな気配が濃厚で、雨の前に買い物を済まそうと、近くのマルシェで買い物を済ませてきた。1時15分、家内が昼の準備をしている。ガラス戸越しに庭を覗き見ると都忘れが咲き始めている。群れて咲く花が強い風に激しく揺れている。白く咲く山吹が大分大きく育てきた。そばに白いハナミズキが同じく風に揺れている。この花が咲くとよく雨が降る。雨にあたり白い花が散ってゆくのが例年の慣わしのように思い出される。バラの蕾が大きくなってきたが開花はまだ先のようだ。
そう、グエル公園である。この時自然の広場のベンチに腰かけて海を眺めていた。青く輝く海は白く波が砕けている。あの時も晴れが続き、見つめた街並みの先に海が輝くようだった。はるか彼方にサクラダファミリアの塔も眺められた。以来大分工事が進んで、塔の数も増えてきていた。でも同じように高い鉄塔も立ち、工事現場の様は変らないようだ。2026年、どんな教会となっていることだろうかと、ふと考える、グエル公園の今であった。



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