1631、大聖堂・オルガンの響き
パイプオルガンは1883年造られたものだ。重厚なオルガンは当時世界に並ぶものがない最大級の大きさだったという。さあ、そのオルガンの音が響き渡る。静寂が堂内を包む。
ひんやりとした木造の長椅子が肌に気持ち良い。私は四囲の壁を見あげ、ステンドグラスを見つめ直した。教会の内部には司祭やギルドたちの墓碑銘もあり墓石なども安置されている。北側の壁には19世紀にミュンヘンで造られたと伝えられるステンドグラスがあり、リガの歴史を表現したガラス絵が並ぶ。色鮮やかな王や僧正の姿は名声を集めた大聖堂の成り立ちが自ずと理解できそうな佇まいに見え、なるほどと響き渡るオルガンの音を聞いた。プログラムにはバッハやらビバルディーの名前が載っている。しわぶき一つ聞こえない堂内に低い野太い低音が響き渡る。
パイプオルガンを背に私たちは長椅子に腰を下ろしている。正面は主祭壇で、後背に並べて設えられたステンドグラスから強い陽光が差し込んでいる。やがてコンサートは終わり、堂内は拍手に包まれた。12時過ぎだった。私たちは大聖堂からドゥアマ広場に出た。広場は相変わらずの人手だった。
ひんやりとした木造の長椅子が肌に気持ち良い。私は四囲の壁を見あげ、ステンドグラスを見つめ直した。教会の内部には司祭やギルドたちの墓碑銘もあり墓石なども安置されている。北側の壁には19世紀にミュンヘンで造られたと伝えられるステンドグラスがあり、リガの歴史を表現したガラス絵が並ぶ。色鮮やかな王や僧正の姿は名声を集めた大聖堂の成り立ちが自ずと理解できそうな佇まいに見え、なるほどと響き渡るオルガンの音を聞いた。プログラムにはバッハやらビバルディーの名前が載っている。しわぶき一つ聞こえない堂内に低い野太い低音が響き渡る。
パイプオルガンを背に私たちは長椅子に腰を下ろしている。正面は主祭壇で、後背に並べて設えられたステンドグラスから強い陽光が差し込んでいる。やがてコンサートは終わり、堂内は拍手に包まれた。12時過ぎだった。私たちは大聖堂からドゥアマ広場に出た。広場は相変わらずの人手だった。
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