1714、雪のない雪国紀行、上杉伯爵亭

蔵王から米沢に出る。もう何年も前に置賜というあたりをさくら見物で訪れたことがあったが、烏帽子山公園など懐かしい名前を見たりしながら上杉神社に出た。そこにこの上杉伯爵亭があった。


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何日かが経過した。今日は3月14日、土曜日の朝は雨で明けた。昨日はギリシャのオリンピアで聖火の採火式があった。我々が訪れたときのほうがよほど賑やかだったと、寂しい限りのオリンピアを眺めた。これで本当に東京五輪はできるのだろうかと、しみじみ考えさせられた。例のコロナ騒ぎで毎日テレビにくぎ付けの咋今である。トランプがいらないことを口走り、株が乱高下するはヨーロッパの国々が怒るはで新聞も大変だが、冷静に見て、もう五輪は無理なのかもしれないと、思い始めてもいる、そんな日々でもあった。
あれから一か月である。あの日蔵王を下り、この上杉伯爵亭に着いたのは2時に近い時間だったのではないだろうか。


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上杉伯爵亭、上杉家14代の茂憲の旧宅を利用した食事処である。銅板葺きの屋根、総檜づくりの玄関など風格のある建物で、往時をしのばせる造であった。国の有形文化財に指定されているものだそうで、建物内部では季節柄ひな人形が飾られていた。食事を頂き、人形を眺め、ついでのこと庭を拝見する。落ち着いた雰囲気の庭は、雪除けが施されており、不思議な景観を見せていた。

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