1715、雪のない雪国紀行、上杉神社

今回の山形の旅の最後の目的地、上杉神社に来た。
道に残雪があり、多少足元が抜かっていたが、午後の日差しを受けて温かい昼下がりであった。


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上杉神社はかの上杉謙信を祀る神社である。長尾景虎、確かこれが幼名だった。越後の人である。関ヶ原の時石田三成に加担したため、家康に国替えを命じられ、米沢に移った。以来この米沢で生き、明治を迎えた。忠臣蔵の時、吉良を応援する上杉のお殿様はこの上杉家の殿様だったし、アメリカのケネディー大統領が上杉鷹山を尊敬できる人と言い、びっくりさせたことがあったくらいが記憶に残る上杉家の逸話だったかもしれない。江戸幕府に帰順し米沢でおとなしく時代を送った大名だったようだ。


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景勝は転封させられた米沢に家臣全員を伴っていったという。そのため藩財政の立て直しに苦労したようだ。直江兼続の名が出てくるのはこの時代だ。下って9代の米沢藩主が鷹山である。大倹約令を発して、藩財政を立て直した藩政改革は有名である。なぜかケネディの目に留まり、来日時にその名を言わしめたのだ。後日大使として日本に来た娘も、米沢に来てこの父の言葉を裏付けているようだ。



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