1745,ご当地ソング、忘れていた日本の歌1

ご当地ソング、忘れていた歌がある。
例えば、[京都人の密かな愉しみ]というNHKの番組があり、そのエンデングに北山杉という歌が挿入されていた。


四条通りをゆっくりと君の思い出残したとこを
黒いダッフルコート着て背中を丸めて歩いています。
あの頃二人は清水の長い石段昇っておりて
青春色の京都の町をじっとじっと見つめていました。

冷たい雨が雪になり、君の足跡隠れて消えて
涙交じりの雪はらい北山杉を思い出します。
あの頃二人は大覚の白い石仏触れたり見たり
青春色の京都の町を静かに静かに歩いていました。

あの頃二人は清水の長い石段昇っておりて
青春色の京都の町を静かに静かに歩いていました。
青春色の京都の町を静かに静かに歩いていました。


主人公に5人の若ものを選択し、京都の町を紹介する手口で
秘かな愉しみを自慢するような構成で話が進む。

東京に住む旅人の私にはわからないことが大半で、
知らないでしょうと、
自慢気に話す調子がお高く見えてそれこそが
京都人の愉しみなのかと
なるほどと見つめていたものである。
でもとよくよく考えてみると、
京都人の秘かな愉しみは土地柄が生み出す
お祭り好きが高じたものだったのかもしれない。

例えば祇園祭、
近づくとそわそわしてくるようで
それはあちらこちらに見られる
お祭り好き症候群と少しも変わらない気がしないでもない。
ある意味ご丁寧に祇園祭を解説してくれるのだ。
街の案内も丁寧で、ちょっとした旅番組より
画像は美しく、さすがはNHKだ。

この番組長寿番組のようで、
いつかまた新シリーズがあるのかもしれない。
不思議な番組である。

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