1712、雪のない雪国紀行、銀山温泉の朝 銀山温泉に朝が来た。川は沿いの窓を開け温泉街を見下ろす。 少し靄がかかったような街並みが、ひんやりと濡れた感じに見える。傾斜が強いのか、銀山川の水音が大きく聞こえていた。 銀山川が激しい勢いで流れている。昨晩は気づかなかったが結構な流量の水が激しく下る川で、まるで大雨が降っているよ… トラックバック:0 コメント:0 2020年03月08日 旅行 東北紀行 続きを読むread more
1711、雪のない雪国紀行、銀山温泉の夜 銀山温泉に夜が来た。旅館の窓に明かりが灯り、ガス灯も輝きだす。 期待した大正ロマンの時である。 古勢起屋別館は古い旅館であり、木造5階建てであった。通された部屋は4階で、二間続きの部屋だった。襖を開けるとガラス戸の向こうに向かいの宿の建物が見える。銀山川に沿った道を歩く人影は疎らで、観光客はそれぞれの… トラックバック:0 コメント:1 2020年03月02日 旅行 東北紀行 続きを読むread more
1710、雪のない雪国紀行、銀山温泉に行く 最上川をさかのぼり、尾花沢に隣接する温泉街に向かう。 銀山温泉だ。かつて銀の鉱山で栄えた街だったが、その鉱山は廃坑となり、温泉だけが昔を物語る遺産となった街である。 この歴史を調べてみると、康正2年(1456年)に加賀の儀賀市郎左衛門という人に銀山が発見され、寛永9年ごろ(1631年ごろ)が銀山の最盛期だ… トラックバック:0 コメント:0 2020年03月01日 旅行 東北紀行 続きを読むread more